私がGoogleに転職する際におこなった「自己分析・セルフコーチング」の方法

GMO NIKKOを辞めてGoogleに転職したという内容を以下の記事にまとめています。

関連記事

本記事は2022年4月にリライトした内容になっています。なので、退職した時(2019年4月)の当時の感情を表現しきれていない可能性があります。 あくまで私個人の考えなので、「この記事に騙された!」とかはナシでお願いします。 […]

今回はGoogleに転職するにあたっておこなった「自己分析」の方法について紹介をしたいと思います。

自己分析・セルフコーチングとは

コーチングとは

最近私は、コーチングの資格を持つ知人にコーチングを受けています。

その方からすると私は「実験体」だそうなのですが、レベルも高く満足度の高いコーチングを無料で受けることができています。

まずは、私の実体験から感じた「コーチング」と、辞書的定義を比較してみたいと思います。

Wikipediaでのコーチングの定義は以下の通りです。

促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力に働きかけ、最大限に力を発揮させることを目指す能力開発法・育成方法論の仮説に基づいた手法の一つ(参照:Wikipedia「コーチング」

Wikipediaでは「学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力に働きかけ」と定義されていますが、私が受けてきたコーチングは若干異なります。

コーチングが行うコーチが学習や成長、変化を促すのではなく、コーチとの問答の中で自分自身が学習や成長、変化の必要性を自覚するものでした。

若干、私の感覚と辞書的定義は異なるものの、共通している部分は「学習や成長、変化をするためのもの」だと理解しておけば良いと思います。

セルフコーチングとは

その名の通り、コーチと問答しながら進めるものではなく、自分自身で問答をするのがセルフコーチングです。

自己分析にも近いのですが、自己分析との違いは行動目標を作るか否かだと思います。

先述の通りコーチングは「学習や成長、変化をするためのもの」であるため、自己分析をした上でどう変化すべきかもセットで考えるのがセルフコーチングだと私は考えています。

言葉の意味にそこまで拘りは持っていないのですが、これらの定義を踏まえて私が転職前におこなったことは「自己分析」であり「セルフコーチング」でした。

私が実践した自己分析のステップ

ステップ1:楽しいと感じたことを羅列する

自己分析とは自分自身を知ることであるため、「自分が楽しいと感じたこと」「自分が辛いと感じたこと」を整理する必要があります。

最初のステップは、「自分が楽しかったと感じたこと」を羅列することです。

ポイントは1つ1つWhyを繰り返しているとキリがないので、いったん羅列してみてから、後から一つ一つの事柄について考えていきましょう。

私の「楽しいと感じたこと」は以下の通りです。

  • ボルダリングしているとき
  • お酒を飲みに行っているとき
  • キャンプしているとき
  • 知的好奇心が満たされたとき
  • 面白い映画や漫画と出会ったとき

羅列した上で、一つ一つの項目に対してWhyをぶつけていきます。

なぜそれが楽しいと感じたのかを紐解いていくと、「ボルダリング」「お酒」「キャンプ」は友人と一緒に行くと楽しいと感じ、「知的好奇心」「映画・漫画」は自分ひとりでも楽しいと感じるものでした。

更に「ボルダリング」「お酒」「キャンプ」は一人で行っても楽しいと感じづらく、自分と友人をつなぐハブ的な役割なだけで、本質的には好きではないことだという整理になりました。

また「映画・漫画」は「知的好奇心」と似ており、映画や漫画を通じて「新しい体験」をすると楽しさを感じるという整理をしました。

つまり私が本質的に好きなのは「ボルダリング」「お酒」「キャンプ」ではなく、「新しいもの・ことを知る・出会う・体験する」ことでした。

ステップ2:嫌だ・辛いと感じたことを羅列する

次に嫌だ・辛いと感じたことを同じように羅列します。

私の場合、以下の通りでした。

  • 自分の行動によって人に嫌われたとき
  • 知らない人が大勢いるとき
  • ルールが守られていないとき

1つ目の「人に嫌われたとき」は、「自分の行動によって」がポイントです。

自分の行動と関係なく人に嫌われたときは、そりが合わないと開き直ることができるのですが、自分の行動によって嫌われた場合は「自分が悪い」と強く思い込んでしまいブルーになっていまいます。

また私は結構シャイなので、知らない人が大勢いると辛いと感じます。社会人になってからは新人の特権を使うことを覚えましたが、それでもまだ初対面の人とのコミュニケーションは苦手です。

最後に「ルールが守られていないとき」ですが、これは幼少の時から強く感じていました。

一時期悪い友人と万引きをしていたこともありましたが、あの時はこの「正義感」がバグっていた時期だったと思います。思春期って怖い。

ともかく、ルールを破った行動をする人は本当に苦手です。あと暴力も嫌いです。

他にも色々嫌だ・辛いと感じることはあったのですが、それらも踏まえて私は「責任感・正義感」が強いということがわかりました。

ステップ3:今までで継続できたことを羅列する

自分は「新しいもの・ことを知る・出会う・体験する」ことが好きで、「責任感・正義感」が強い人間だということが分かった上で、じゃあどんなことに適性があるのかを考えました。

適性がある = 長く続くことだと思ったので、今までの人生で長く継続できたことを羅列していきました。

  • 高校受験の勉強
  • 大学のサークルでのギター練習
  • 最近だとボルダリング

多趣味で飽き性な自分は、思いのほか継続できているものがありませんでした。

数少ない継続できているものを紐解くと、すべて共通して「誰かと一緒に切磋琢磨している」ということが分かりました。

高校受験の勉強では同じ塾の生徒と、大学のサークルでは同じサークル員の友人と、最近のボルダリングも友人と切磋琢磨するから継続できています。

先述の通り、ボルダリングは一人で行っても楽しくありません。

このことから、私は「どんな仕事をするか」よりも「誰と働くかの方が重要だということに気づきました。

ステップ1で分かった通り、私は「新しいこと・もの」であれば何でも良いため、特定の業界に行きたいという気持ちよりも「一緒に切磋琢磨できる人たちと一緒に働きたい」という気持ちの方が強かったのです。

自己分析後のアクション

転職先の方向性を決める

当時、私は5名のメンバーをマネジメントしていましたが、マネージャーからプレイヤーに戻ろうと考えました。

ものすごく当たり前のことなのですが、役職が上がるにつれて、「自分と同じ仕事をする人」の数は少なくなります。

役職が上がると同じ仕事をしている人の数が減る

一緒に切磋琢磨できる人に出会う確率を上げるためには、同じ仕事をしている人の数を増やさなければなりません。

もしくは同じ仕事をしている人の中でも、自分と近いレベルの仕事をしている必要があります。

これらを踏まえて「マネージメントスキルを磨くための転職」ではなく、「同じ仕事をしている人の数を増やす転職」にする必要がありました。

そのため転職先は、ベンチャー企業よりも大企業である必要があります。

インドネシアでの経験もあったため、「ベンチャー企業も良いなぁ」と思う時もあったのですが、これらの自己分析を踏まえてその考えは一蹴されました。

転職先を絞る

その上で私には強い責任感・正義感があったため、自分が素晴らしいと思うサービスでないといけないと思いました。

自分が素晴らしいサービスでないと「なぜこのサービスを売っているんだろう」と悩み、罪悪感をも覚えてしまう可能性があるため、少なくとも自分はそのサービスが素晴らしいと思えないといけないと考えました。

私はGMO NIKKOに所属していたため、仮に代理店への転職をするのであれば、GMO NIKKOと同等、もしくはそれ以下のサービスを提供する会社にわざわざ転職をする必要はないと思いました。

当時総合代理店がインターネット広告を扱える人材の採用を強化している時期で、GMO NIKKOから多くの人材が総合代理店に流れていきました。

インターネット広告に関しては、インターネット広告を専業としている代理店の方がサービスの提供レベルは高いと今でも思っています。

そのため私はわざわざサービスレベルを下げてまで、総合系代理店に転職したいとは思いませんでした。

※決して総合代理店に転職した人をディスっているわけではなく、あくまで私自身はそう思った、という話です。

面接を受けて、力試しをする

GMO NIKKOの退職エントリにも書いたように、面接を受けることは自分の力試しのためでした。

転職の方向性や、転職先を絞ったものの、別に今すぐ転職したいという気持ちはありませんでした。

市場における自分の立ち位置はどんなものなのか、一緒に切磋琢磨できる人がいる・自分の責任感や正義感を貫ける会社はあるのかを知りたかっただけなのです。

その状況の中で、たまたまGoogleの面接を受けることになり、面接を通してGoogleという会社に惹き込まれていったのです。

自己分析・セルフコーチングのまとめ

まとめ

最後に本記事のまとめです。

・自己分析は自分の楽しい、辛いから逆算する
・楽しいを増やし、辛いを減らす方法を考えることがセルフコーチング
・セルフコーチングをすれば、転職で失敗する確率は減る
結果的に、Googleという会社は評判の通り素晴らしい会社で、自己分析で分かった「自分が楽しい」と思うことを実現することができ、責任感や正義感も貫くことができていると感じます。
今回私が紹介した自己分析・セルフコーチングは、あくまで一例です。
自己分析・セルフコーチングの書籍を読み漁って得られたものではなく、結果的に自分にはこの方法が良かったというだけです。
もっと自己分析・セルフコーチングについて知りたいという方は、Amazonで書籍を買ったり、Googleで調べてみてください。