100万分の1の人材?そんな簡単な話ですか?

キャリア形成の有名な話

3つのキャリアの掛け算、というのは元リクルートの藤原和博さんの有名な話ですね。ホリエモンこと堀江貴文さんや、キングコングの西野亮廣さんの著書でもこの話は出てくるくらいです。

自分も社会人になりたての頃この話を知って、何かで1/100になってやろう的なことを考えたことがあります。

簡単に説明すると、何かの分野で1/100になるということを3回繰り返せば、1/100×1/100×1/100=1/1,000,000の人材となるという考え方です。

確か、人は同じことに1万時間かければその道のプロ?になるそうで、大体5年~10年でその道を極めることができるらしいです。なので、100万分の1のキャリアは40代~50代くらいで身につく計算になります。

確かにその通りだ!とも思いつつ、最近なんかちょっと違うなとも思い始めているので、そんな屁理屈備忘録を残します。

1/100って結構難しい

人材の価値って流動的

自分は前職の広告代理店時代に、120人くらいの部署の表彰で2回1位をとりました。1/120を2回です。これはゆるぎない1/100の人材と言える気がしています。

ただ実は2位を1回、3位を1回とっています。1/50、1/33の人材になりました。

この表彰は半年に1度行われます。まぁ表彰というものでその1/100を評価するなんて短絡的だなと分かっています。でも、その1/100という価値は流動的だということは確かです。

なにが言いたいかというと、この100万分の1の人材になるというキャリア形成は、AIやグローバル化が進む世の中で生き抜く方法として取り上げられているわけですが、

AIやグローバル化が進む世の中で、同じことに1万時間も掛けてる場合じゃないってことです。

若い人たちにとっての、本当のキャリア形成って1/10を5個くらい重ねることな気がしてます。生き方が多様化するこの世の中では、大きな3つの軸という考え方より、色々なことができることの方が組み合わせの幅が広がって、人材としての価値が高いなぁと思います。

まぁ分かりやすいから1/100って数字を使ってるとも思いますが・・・。

やっぱり1/100って難しい!

1/100を2回取った自分だから言えます。1/100って難しい!

自分の中学校は大体一学年200人くらいいたと思います。男子だけを数えれば100人くらい。成績は学年トップだったので、きっとこれが人生1度目の1/100です!

さて皆さんは今までで、なんでもいいので1/100って取ったことありますか? 足の速さでもいいし、1科目の点数だけでもいいと思います。

たぶん多くの人がNoと答えると思います。自分はこの中学生の成績が1回目、社会人になった前職の表彰が2回目です。

そう考えてみると1/100って結構難しくないですか?

でも40人のクラスで1位とか、100人の中でマラソン5位とかなら結構あると思うんですよ。

やっぱり普通の人たちにとって1/100を目指すより、1/10~1/20くらいを積み重ねていった方がいいと思うんですよね。高すぎる目標を立てるよりも。

1/100の基準が難しい!

そもそもこの1/100を定量的に測ろうなんて考えが間違っていることも承知の上ですが、せっかくキャリア形成のための目標を立てるなら定量的に評価できた方が良いです。

中学の頃学年トップだった自分は、高校に入った途端350位/500人 まで順位が下がってしまいました。井の中の蛙大海を知らずってやつですね。まぁ全く勉強しなくなった自分も悪いんですが。

このように1/100の基準って環境によって大きく変わってしまうと思うんですよね。だから、「100人いる営業部署内で1位になる!」と意気込み仮に1位を取れたとしても、転職したら全然ダメってこともあり得ちゃうんですよね。

そもそも1位になること=1/100であるということが間違っている、という主張も理解しているのですが、定量的に測れていない1/100なんて初めましての人からしたらよく分かりませんよね?

「自分はこのスキルのおかげで100人中1位になりました!」という人と、「自分のこのスキルは誰にも負けない自信があります!」という人、どちらと仕事がしたいですか?

だからこのキャリア形成を意識して取り組む前に、ちゃんと自分がどの分野で頑張っていくか、それをどうやって自己評価していくのかを考えた方が良さそうですよね。

とはいえ1/100って強い

対外的に分かりやすい

前の項で少しだけ述べましたが、やっぱり1/100の評価が付くと対外的に能力が分かりやすくなります。

全てがその実績のおかげではありませんが、現職の会社に入れたのも、その実績が後押ししてくれたと思っています。職務経歴書にも書きやすかったです。

周りの目も変わります。

あいつ頑張ってるな、あいつと一緒に仕事してみたい、という気持ちにさせることができます。

起業・独立をしていないサラリーマンたちにとっては、社内でのこのような評価は非常に生きやすくさせてくれます。給与も上がりやすくなると思います。

良いこと尽くし。やっぱり1/100は目指すべきだ!

でも1万時間もかけてはいけません。

自信はキャリアにつながる

これも最近よく思います。

1/100を取れたという自信は、みんなから一目置かれると同時に自信につながります。

責任感が強い人は、その期待に応えてやるぞという闘争心にもつながります。

そうなるとどんどん新しいことに挑戦しようとも思いますし、もっと上を目指したくなる気もします。

自分もそうですが自信がないと何事にも億劫になってしまいますが、逆に1/100の自信がつくと「これは自分にしかできない仕事だ!」と思うことも多々ありました。そこで盲目的になってはいけないんですけどね。

そして、 1位になる → 一目置かれる・自信がつく → 大きい仕事を任される → 一目置かれる・自信がつく という好スパイラルに突入することができます。たぶん自分は完全にこれだった。自分を引き上げてくれた上司に感謝。

言いたいこと

高すぎる目標は殆どの人にとって有害です。自分の身の丈にあった目標を立て、コツコツ達成していきましょう。

・1/100は大変だから、とりあえず1/10~20くらいを目指せばよいと思うよ
・人材価値の流動性は今後も高くなるから、スキルの質より数の方が重要
・とはいえ1/100は強いので目指せるなら目指すべき
・自信がつくと好スパイラルに突入できるので自信をつけよう

以上。最近思ったことでした。