はじめに
社会人1年目のとき、年齢か、環境の変化か、ぼくの髪の毛は日に日に薄くなってきました。大学生の時はふさふさだったのに。
当時、インドネシアで仕事をする機会があり、日本に戻ってくるたび同僚に「頭頂部が日焼けしている」と言われたことを未だにおぼえています。
そんな自分はお得意のインターネットを駆使して様々なハゲ対策をしてきました。
正直ハゲに対する情報が溢れかえっていたため、それを片っ端から試していったことを記憶しています。
今回は皆さんに同じような道をたどって欲しくないため、なるべくAGAの情報を整理して、最も効果的な方法を紹介したいと思います。
そしてこのブログはアフィリエイト目的ではないため、本当に自分で試したこと・経験したことのみ紹介していきます。
またこれらの記事は、もしかしたら医学的根拠に乏しい可能性もあるので、その点はご了承ください。
ちなみに最近は当時の自分を知る人と会うと「本当に髪の毛増えたね」とほめてくれます。嬉しい。
ハゲの皆さんに栄光あれ。
AGAクリニックで言われたこと
90%以上のハゲは遺伝
色々試した挙句、ぼくは23歳の春、はじめてAGAクリニックに行きました。
その理由はあくまで自分の薄毛の原因や、頭皮の状況をチェックするためでした。
そして気になるポイントなどを用紙に書いたのち、先生との問診で開口一番に言われたことを今でも覚えています。(いや一番は盛ったかも、三番くらい)
「ご親族に髪の毛の薄い人はいますか?」
「父は薄いです。でも祖父は薄毛ではなかったと思います。」
この時自分は、隔世遺伝という噂を盾に、祖父は生えていたとプライドを守ろうとしました。
しかし、
「いえ、おじいさんは関係ありません。親族に薄毛の人があればみんな、薄毛になる可能性があります。薄毛の90%は遺伝です。」
そう、先生曰く隔世遺伝は嘘だったのです。親族にハゲがいる皆さん、注意してください。
育毛シャンプーは気休め
問診後、頭皮検査に入りました。
先生曰く、頭皮は汚くないものの、とても固いとのこと。
頭皮が固いと血流が悪くなり、髪の毛が育ちにくくなるから、なるべくシャンプーする際は頭皮をマッサージするように言われました。
ただそれは、あくまで生える環境づくりなだけで、それだけでフサフサに生えるようになるわけではないとのこと。
もちろん中には頭皮の状況が極端に悪いため、薄毛になる人もいるそうですが、
そういう人はあまりAGAクリニックには来ないそうです。
なぜならAGAクリニックは、しっかりシャンプーもしている、そんなに髪の毛に悪いことをした覚えがないのに薄毛になる人が来る場所だからだそうです。
なるほどと思いました。
そして気になる質問をぶつけてみました。
「スカルプDとか、そういうシャンプーってどうなんですか?」
「ああいうのは気休めですよ。それこそ頭皮が汚い人には効果的ですが。」
とても悲しい気持ちになりました。色々なレビューをみて、高い金を払ってVITALISM(バイタリズム)という薬用シャンプーを使っていた自分が情けないです。
ちなみに自分はいま、ビューアの薬用スカルプケアリンスインシャンプーを、スカルプケアの効果がないことを前提に使っています。なぜなら安いから。
Amazonなら1,000mlで約1,000円。1mlあたり1円です。
ちなみにバイタリズムはAmazonで、1mlあたり2.8円です。(昔に比べてめっちゃ値下げしてる!)
スカルプDはAmazonで、1mlあたり11.4円です。高い!
いまのシャンプーでも十分満足しています。
健康的な食事・禁煙も気休め
ついでについでに、健康的な食事をとることについても聞いてみました。
先生曰く、過去にアメリカで、しっかりした食事をとるグループAと、今まで通りの食事をとるグループBに分かれて、1年かけて薄毛の進行を調査する研究があったそうです。
最終的にグループAとグループBで有意差は出なかったそうですが、結果だけ見ればグループAの方が薄毛が進行したそうです。
「結局食べたいもの食べられなくなるストレスの方が大きいんですかね~」と先生は他人事のように話していました。そりゃそうか、先生ふさふさだもん。
次はそんな自分が、本格的にAGAに通い始める前に意識して食べていたものを紹介します。
ハゲに効くと言われている成分・食品
前項で健康的な食事は気休めだという話をしましたが、改めてインターネットにありふれている「ハゲに効く食品」について言及したいと思います。
亜鉛(カキ、豚肉など)
亜鉛は、髪の毛を90%を構成するケラチンというタンパク質を生成するための、重要な栄養素のひとつと言われています。
これだけ見ると、なんだか亜鉛を摂ると髪の毛が生えてくる気がしますよね。
亜鉛を摂るのは難しかったため、自分はネイチャーメイドの亜鉛を毎日一粒摂っていました。
結果は何も変わらず、なんだかムラムラするだけで終わりました。
精液には亜鉛が多く含まれているためか、なんだか毎日ムラムラするようになりました。
※実は亜鉛が精液に良い、というのも信ぴょう性がないそうです。
ビタミンA・E(緑黄色野菜)
ビタミンAやビタミンEは血行を促進する効果があります。
前項の説明でもあったように、頭皮が固くなると血流が悪くなり、髪の毛が育ちにくくなるため、
これらのビタミンを摂取することで血行を促進し、髪の毛にも栄養がいきわたるという理論です。
髪の毛が薄くなっていたとき、意識的に野菜を摂るようにしていましたが、正直これも効果なしです。
ただ健康的になったと思います。
これらの栄養素は結局、髪の毛を生やす補助にしかならないため、AGAを解決する手段には成りえないのです。
わかめ
無理して食べなくてよいです。
むしろわかめを意識的に頬張っていると、頭皮気にしてるのかなと思われるかもしれません。
一応、わかめなどの海藻類はミネラルが多く含まれているため、栄養素の吸収や、全身への伝達を補助してくれるため、
それこそ血流が悪くなり、栄養素が届きづらい頭皮にも・・・という理論なんでしょう。
とにかくそんなものだけを食べても、フサフサになる未来は待っていません!
ハゲのメカニズム
それでは具体的な対策の前に、ハゲのメカニズムについて説明したいと思います。
前項で説明した通り、ハゲの90%は遺伝です。
では残りの10%は、老化・ストレス(円形脱毛)などが原因だとされています。
また厄介なのは、遺伝+老化のダブルコンボの場合です。
対策については「遺伝」と「老化」それぞれ解説したいと思います。ストレスは自分でなんとかしてくれ。
老化については詳しいメカニズムを説明するまでもないと思いますので、ここでは「遺伝」によるハゲのメカニズムについて説明します。
端的にいえばハゲは、
男性ホルモンの影響です
それ以上でも、以下でもありません。
科学的には男性ホルモンAが、血液中の酵素と結合し男性ホルモンBに進化。その男性ホルモンBが、毛乳頭にあるホルモンレセプターと結合することで、
脱毛因子
が増えてしまうそうです。
遺伝というのはどういうことかというと、人によってホルモンAや、血液中の酵素Bの量や結合率が違うということです。(たぶん)
その上で、AGAでは大きく2つのアプローチがあります。
ハゲへの2つのアプローチ
抜け毛を増やさない
1つ目は抜け毛を増やさないアプローチです。
どういうことかというと、前項で説明したメカニズムに基づけば、薄毛はホルモンの変化によって起こると言えます。
なので、逆手にとればホルモンの変化を起こさなければ良いのです。
そこで現在、最もAGAで有効と言われている化学合成品
フィナステリド
やっと登場です。
フィナステリドは、男性ホルモンAが血液中の酵素と結合するのを防ぐため、
結果的に脱毛因子の発生を防ぐことができます。
ちなみに自分は今でも毎日フィナステリドを飲んでいます。
ただこのアプローチは、そもそも髪の毛が生える機能が正常である必要があるため、老化による薄毛の人にとっては効果的ではない可能性があります。
そこで2つ目のアプローチです
新しい髪の毛を育てる
フィナステリドは遺伝による抜け毛に効果的だと分かりましたが、そもそも髪の毛が生える機能が衰えている人にとっては、抜け毛を止めるだけでは意味がありません。
その状況に対して有効な成分、それは
ミノキシジル
です。
実はハゲ対策で有名な「リアップ」にも含まれている成分なのです。
ミノキシジルはもともと高血圧の人のための血管拡張剤として使われていましたが、
後に毛の育成を促進させる効果も認められ、今では育毛剤としての知名度の方が高いと思います。
端的にいえば、「血管を広げて栄養が行き渡るようにする」というものです。
そしてミノキシジルには大きく2種類あり、1つはリアップのように塗るタイプのもの、
もう1つはミノタブと呼ばれる錠剤タイプのものです。
前者の方は塗り薬のため効果は薄いですが、頭皮のみに影響を与えることができます。
後者のミノタブは飲み薬ため効果は非常に強いですが、全身の体毛に影響を及ぼすというデメリットもあります。
ちなみに自分はまだ、ミノキシジルは本格的に使っていません。
ジェネリックってどうなの?
海外のジェネリックは良くない
最終的にフィナステリドにたどり着いた自分は、できるだけ安くフィナステリドを手に入れるため、
インド製ジェネリック医薬品のフィンペシアや、フィリピン製ジェネリック医薬品のフィナロイドなどを購入しました。
頑張って毎日飲みましたが中々効果は出ませんでした。
そこでAGAの先生に「東南アジアのジェネリックってどうなんですか?」と聞いてみたところ、
「日本では未認可だから何が入ってるか分からない。あまりお勧めできません」
とのことでした。
国内ジェネリックがサイコー
結果、いま自分は国内ジェネリックを毎日飲んでます。
国内ジェネリックに切り替えて、正直1ヵ月~2ヵ月で効果を実感できました。
あれ・・・なんか増えてる・・・?
そしてちゃんとAGAクリニックに通院すれば経過観察もしてくれるため、増えていく髪の毛を見れば、毎日フィナステリドを飲むモチベーションも維持できます。
今では経過観察はしていませんが、まとめ買いで半年分購入するまでになりました。
自分は美容院などで髪の毛を切らないので、月3,000円程度の出費はそんなに痛くありません。
今では国内ジェネリックを扱うAGAクリニックも増えたので、勇気をもって一度行ってみるのが良いと思います。
自分は通いやすさで選びました。
有名なところだと、GACKTの広告で有名なAGAスキンケアクリニックや、美容外科などでも有名な湘南AGAクリニックなどですね。
最後に
社会人1年目~3年目くらいまで、大学生の頃からの友人にはよくハゲいじりをされていました。
光るほどハゲなかったので、「本当のハゲの人に失礼だろ!」とか「ハゲって言うなよ!もっと励ましてよ!…だれがハゲ増すかよ!」とか軽快なツッコミでその場を乗り切っていましたが、
正直辛くて、悲しかったです。
なので、もしこの記事をみたハゲてない人は、ハゲにハゲとは言ってはいけません。
またこの記事をみたハゲの人は、すぐにAGAクリニックに行ってみてください。
そこには明るい未来が待っているはずです。ハゲだけに。